コトブキヤ EO-tech PTX-003Cアルトアイゼン 6,380円(税込) 2007年11月発売
地球連邦軍北米ラングレー基地で進められていたATX計画の3番目にロールアウトした試作機。テスト機として保管されていたゲシュペンスト(タイプT)を母体にし、絶対的な火力を持って正面突破すを可能とする機体というコンセプトで改造が施されている。パイロットはキョウスケ・ナンブ。
大きさは1/100スケール。頭部にLEDを使用した発光ギミックが仕込まれており、カメラアイとヒートホーンが光ります。
写真は素組みではなく、部分塗装とつや消しクリアーコートを行っています。
正面から一周
各部ダクト内のグレー、両肩の逆三角形のオレンジ、両肩・足側面・フロントアーマーの丸モールドのシルバーは塗装が必要です。
1/100スケールということもあり、色分けはほぼ再現されています。
付属品
平手x2、ヒートホーン(クリア)、キョウスケ・ナンブフィギュア。
平手は親指のみ可動します。クリアタイプのヒートホーンはLED発光時に使用します。
一部パーツが余ります。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転し、肘は90度曲がります。頭部と肩が干渉するため、横へは少し上がる程度です。頭部の向きを変えてやれば、もう少し上に上げることができます。
頭部は上下に可動。LEDのケーブルがあるため余り大きくは動きませんし、上に向けると少し下がってきてしまいます。
左右へは真横近くにまで動きます。
腰は約45度左右に回転します。左右前後へはほんの僅か動く程度です。
太もももは90度上がり、膝は90度曲がります。
足首は上下に大きく動きます。
足首は左右にも大きく動きます。
足首は引き出し式関節になっているため、可動範囲は大きく良く動きます。
脚は太もも上部で内外側に向けることができます。横へは水平近くにまで広がります。
股関節の接続軸は前後にスライドします。
リボルビング・ステークは、杭の付け根部分を前方に動かすことでシリンダーを展開できます。
スクエア・クレイモアのカバーは展開可能。
肩後ろ側の白のスラスターパーツを押し込むことで内部ハッチが展開します。
バックパックのバーニア4つはそれぞれ上下左右に動きます。
合わせ目箇所
右前腕の前後、肘関節に合わせ目があります。
左前腕の前側と脇に合わせ目があります。
脚の裏側とかかと、膝関節に合わせ目があります。
後頭部にも合わせ目がありますが、この部分はモールドとして扱っても良いか思います。
大きさ比較
アルトアイゼンの設定全高は22.2m。MGシャア専用ザクⅡVer2.0より二回りほど大きいです。
ポージング
まとめ
1/100スケールの大型キットということもあり細かく色分けが行われており素組みでも十分な出来になっています。1/144版では余り動かなかったのですが、一部引き出し式の関節も導入されており可動範囲は広く良く動きます。プロポーションも文句なくカッコ良いです。
難点は各関節の緩さにになります。この時期のコトブキヤ製キット共通の問題点になりますが、一部関節のポリキャップは経年劣化で割れてしまっていました。ポリキャップを市販品等別のものに入れ替えるか、関節の強化を行わないとポーズを付けるのにも苦労します。
このキット一番の魅力はこの大きさのアルトアイゼンが手に入る点だと思います(1/100スケールはこのキットだけだと思います)。現状入手するのが難しいのですが、アルトアイゼン好きな方にはお勧めです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上コトブキヤ EO-tech アルトアイゼン レビューでした。