HGUC-229 RX-104FFペーネロペー 7,480円(税込) 2019年10月発売
機動戦士ガンダム閃光のハサウェイに登場するMS。第五世代のMS。RX-104オデュッセウスガンダムにFFユニットを装備した形態がRX-104FFペーネロペー。パイロットはレーン・エイム。
後編ではフィックスド・フライトユニットとペーネロペーの紹介をしていきたいと思います。
オデュッセウスガンダムのレビューはこちらをご覧ください。
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ペーネロペー全体像
背面パーツの奥行きがある為、高さだけでなく前後のボリュームもかなりあります。
自立可能ですが、足回りの関節の強度に若干不安があり(個体差かもしれませんが)後ろにのけ反ってくる事があります。
正面から一周
ツインアイのみ付属シールを貼っています。胸部センサー、頭部上(鳥の首状のパーツ)・背部テール部分のフライトユニットの赤、テール部のスラスタ―は付属シールでの塗り分けになります。塗装が必要な箇所は各部モールドのグレー、足の裾部分のバーニア位でそれ以外の箇所は付属シールと成型色で色分再現されています。
付属品
オデュッセウスガンダムで紹介した付属品以外で胸部交換用パーツx2とフィックスド・フライトユニット用パーツがあります。
可動範囲
腕、脚周りは基本オデュッセウスガンダムと同程度動きますが装備したフライトユニットが干渉する為動かしづらいです。
フライトユニット装備の影響で腰は動きません。頭部は若干動く程度になります。
両肩前面のフライトユニットは差し替えで展開状態に出来ます。
胸部パーツは差し替えでどちらか好きな方を取り付ける事が出来ます。
合わせ目箇所
背面のテール状パーツに合わせ目があります。
鳥の首状のパーツにも合わせ目があります。
両肩にあるパーツに合わせ目が出ます。
大きさ比較
ペーネロペーの設定全高は26m。RGガンダムと比べると大きさが際立ちます。
フライト・フォーム
ペーネロペーはフライト・フォーム形態にすることが出来ます。
角を折りたたみ頭部を下に向けます(左写真)。鳥の首状パーツを前方に降ろします(右写真)。
前面のフライトユニットパーツを上に上げます(左写真)。後方のフライトユニットパーツも上に引き上げます(右写真)。
背面のテール状のパーツを引き出します。
赤丸の部分で太ももの内側を固定します(左写真)。つま先を折り曲げ脚と腕を後方に向け完成です(右写真)。
フィックスド・フライトユニット
鳥の様な形状が特徴的です。
フィックスド・フライトユニットで組み立てるとペーネロペー用のパーツが余ります。
フライトユニットだけでもかなりの大きさです。
ポージング
まとめ
HGシリーズでは最大といっていいキットになります。定価6,800円(税別)とHGシリーズでは高いですがこのボリュームを考えると良くこの価格で収まったなと思います。
殆ど塗装の必要のないパーツ構成になっていますが、オデュッセウスガンダム同様に白一色の箇所が多く、そのままだと間延びした印象があるのでモールドにマーカー等でスミ入れだけでも行えばグッと良くなると思います。
気になったのは脚周りの関節強度になります。個体差なのかフライトユニット装備させると若干緩い感じがしました(腕周りの関節は問題ないのですが)。直に置いておくと経年劣化等の影響もあり不安があるので、展示させる際はスタンドを使った方が安心だと思います。キット付属のスタンドでもいいのですが結構ふらふらします。個人的には1/100に対応した別売りのスタンドを使った方が良いかと思います。
トータルで見るとかなり良い出来のキットのなっています。デザイン状大きく動かす事は出来ませんがプロポーションも良く、素立ちで置いておくだけでも十分なカッコ良さです。パーツ数が多いため組み立てには時間が掛かりますが(組み立てに掛かった時間は約2時間半です)HGシリーズという事もあり難しい所は殆どなくサクサク組み立てることが出来ます。好きな方は買っても損は無い出来になっていると思います。お勧めです。
オデュッセウスガンダムのレビューはこちらになります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上HGUCペーネロペー素組みレビュー(後編)でした。