MODEROID ARL-99ヘルダイバー 4,200円(税込) 2021年2月発売
グッドスマイルカンパニーのプラモシリーズMODEROIDから、パトレイバーシリーズ第2弾としてヘルダイバーが発売されました。
一部パーツが塗装済みのスナップフィットキットになります。一部接着推奨されている箇所がありますが、接着しなくても組立て可能です。
頭部は一般機と隊長機2種が付属しどちらか選んで組み立てる選択式。関節部のカバーはABS製の関節パーツで再現されています。
正面から一周
胸のマークと背面の陸上自衛隊の文字は付属デカールでの再現。隊長機頭部、頭部カメラ、腰回りのライト部と足のグレーは塗装済みのパーツとなっています。
前腕の丸モールド、頭部と膝の逆台形モールド、胸部のライトは塗装が必要です。
付属品
交換用手首x4、隊長機用頭部、未塗装のカメラパーツ、コンバットナイフ未装着時用腰パーツ。
水転写式デカール。
組立て説明書。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転し、肘は90度曲がります。横へは水平にまで上がります。
腕は肘下にもロール軸があり回転させることができます。
肩関節は大きく引き出すことができ、赤丸箇所で回転させることもできます。
頭部は少しですが上側に動きます。
左右へは真横にまで向けることができます。
腰は90度回転します。360度回すことも可能ですが、ジョイントの強度が少し不安なので無理に回さない方がいいかと思います。
腰は前後に動きます。
腰は少しですが左右に傾けることもできます。
太ももは90度以上上がり、膝も90度以上曲がります。
足首は上下に動きます。
足首は左右にも動きます。
股関節の接続部は上下に可動します。
脚は太もも上部で内外側に向けることができます。横へは股関節を下げることで水平にまで広がります(右脚が通常状態、左脚が下げた状態)。
脚側面のダイブブレーキは展開可能です。内部フレームも再現されています。
40mm連射砲は右腕の凹部に取り付け。
腰のコンバットナイフは取り付け時、未取り付け時それぞれ再現できます。
コンバットナイフは鞘から取り出すことができます。
一般機、隊長機のカメラはそれぞれクリアーオレンジ・ブルーで、隊長機の前頭部はグレーで塗装済みパーツ。
腰回りのライト部、足のグレーも塗装済みのパーツとなっています。
胸部のライトとコクピット部ウインドはクリアーパーツが使用されています。
合わせ目箇所
両肩アーマー、アーマー内パーツに合わせ目があります。
前腕、肘内側に合わせ目が出ます。
脚側面、膝裏に合わせ目があります。
頭部、脇腹に合わせ目が出ます。
バンダイ製1/60ヘルダイバー付属パラシュートパック
バンダイ製1/60ヘルダイバーに付属するパラシュートパック。
マスキングテープを使用して取り付け。
頭部両サイドにかかるパーツは大きすぎて肩にかかってしまいます。
胸側につくパーツは赤線で囲った部分だけ隙間が空きます。
背中に取り付けるパーツは赤丸部のピンをカットすれば収まります。
そのままだと取り付けることはできません。胴体上部にかかるパーツと胸部に取り付けるパーツをカットしてサイズが合うように幅詰めし、磁石等で取り外せるように加工すれば取り付けることは可能です。
大きさ比較
RGガンダムと並べて。RGガンダムより一回りほど大きいです。
MODEROIDイングラムと並べて。イングラムより少し大きいです。
ポージング
まとめ
合わせ目箇所が少し多いですが、一部パーツが塗装済みのため素組みでも十分なできになっています。肩関節等工夫されており可動範囲は大きく良く動きます。プロポーションも良くカッコ良いです。
気になった点は、個体差かもしれませんがイングラムと比べ少しパーツの組み合わせが硬い箇所があるのと一部関節の硬さです。
肩や胸部のパーツの組み合わせが硬いです。凹穴カットするなど少し調整しながら組み立てるのが良いかと思います。
次に、肩関節や手首が結構硬く動かす時破損しないか少し怖いです。
手首は交換する時に根元からもげてしまいました。
肩関節は複雑な作りで細いパーツも多いので動かす時は少し注意した方がいいかと思います。
ロボット魂のパトレイバーシリーズでは発売されなかっただけに待望のキット化となりました。この時代にこのクオリティのヘルダイバーが手に入るとは嬉しい限りです。パトレイバー好きな方、ヘルダイバー好きな方にはお勧めです。
ピースメーカーやX-10、レイバーキャリアが新たに発表され今後のシリーズ展開にも期待したいですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上MODEROIDヘルダイバー素組みレビューでした。