HG ティフォエウスガンダム・キメラ 8,800円(税込) 2023年12月発売
後編ではティフォエウスガンダムにクタン双竜型をドッキングしたティフォエウスガンダム・キメラの紹介を行っていきます。
コアユニットであるティフォエウスガンダムの紹介はこちらになります。
サイコガンダムMk-Ⅱの両腕は新規造形パーツ(ランナータグはHGサイコガンダムMk-Ⅱ表記)。それ以外はHGIBOクタン参型からの流用パーツとクタン双竜型用の新規パーツで構成されています。
正面から一周
両肩の丸コールド内の黒は付属シールでの塗分けになります。
成形色と付属シールで色分けは再現されており、特に塗装が必要な箇所はありません。
可動範囲
腕は360度回転し、横へは水平にまで上がります。また、上腕のロール軸で回転し、肘は180度曲がります。
腕は後方に動かすこともできます。
指は5本それぞれが独立して可動します。
手首は折り曲げることができます。
前腕は取り外すことができ、専用のリード線とスタンドを使い射出状態を再現できます。
前腕の裏側のパーツをスライドさせることでスタンド接続用の穴が現れます(中)。
前面のアーマーは上げることができます。
滑腔砲は上下に動きます。左右に回転させることはできません。
太ももは90度上がり、膝は180度曲がります。
脚は太もも上部で内外側に向けることができます。横へは約45度広がります。
大型パーツが取り付けられているため、保持させるのが少し難しいです。
脚部のドラゴンヘッドは分離し、リード線とスタンドを使用することで射出状態を再現できます。
クタン双竜型
各パーツを組み替え、機首パーツを取り付けることでクタン双竜型になります。
機首のウインド部分はクリアパーツ製。
各パーツが下がってきたりグラついたりすることもなくシッカリとしています。
合わせ目箇所
プロペラントタンクに合わせ目があります。
大きさ比較
ティフォエウスガンダム・キメラの設定高は31.3m。脚部のドラゴンヘッドだけでRGガンダム位の大きさがあります。
MGシャア専用ザクⅡVer.2.0より2回り以上大きいです。
ティフォエウスガンダムとクタン双竜型を並べて。
ポージング
まとめ
大型でごちゃごちゃ感がありますが思っていた以上に良く動きます。サイコアムユニットが良く動くだけでなく、脚もティフォエウスガンダム時と同じくらい動きます。
合わせ目は殆どなく色分けも良いです。素組みでも十分なできです。
難点は股関節と膝関節の強度が不安な点です。
ティフォエウスガンダムの関節はHGOOラファエルガンダムと同じ構造となっているのですが、脚を横に開いたり、太ももを上げたりしても少しずつ下がってきてしまいます。
差し込み式になっている膝関節は、経年劣化で抜けやすくなることが結構あります。今は大丈夫ですが少し心配です。
この箇所は新規パーツでアップデートがあっても良かったんじゃないかと感じました。
個人的にA.O.Zのギガンティックアーム等大型のサブアームが付いた機体は好きなので、ティフォエウスガンダム・キメラの異様な形態もカッコ良くて好きです。
脚の関節部のみ少し心配な点がありますが、大型でボリューム満点のキットというだけでなく、ティフォエウスガンダム、キメラ、クタン双竜型や組み込まれたギミック等色々と楽しめるキットになっています。このデザイン好きな方お勧めです。
ティフォエウスガンダムの紹介はこちらになります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上HGティフォエウスガンダム・キメラ素組みレビュー(後編)でした。