HG アトール 2,200円(税込) 2021年3月発売
重戦機エルガイムに登場するA級HM。トライデトアル製のA級HMで、原型機は全HMの中でも最初期の機体。Mクラスのフレームに巨大なジェネレーターが組み込まれており、ブラッド・テンプル並みの出力を持っている。主なヘッドライナーはギャブレット・ギャブレー。
2001年に発売されたHGアトールに新規パーツを追加する形で新たに発売されました。
股関節周り、膝関節が新規パーツとなっており、両腕のケーブルはビニールチューブからリード線に変更されています。
更に、別売りのA級ヘビーメタルセットを使用することで再現できるアトールⅤマクトミンビルド用のパーツも付属します。
正面から一周
シールによる塗分け箇所はありません。成形色で色分けは再現されており、塗装が必要な箇所は膝裏のケーブルの赤と手首と一体成型となっているセイバーの柄になります。
付属品
セイバー、アトールⅤマクトミンビルド用パーツ。
シール。
旧HGアトール用のパーツが余ります。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転し、肘は90度曲がります。横へは水平にまで上がりますが、リード線の弾力に負けだんだんと下がってしまいます。
頭部は上下に動きます。
左右へは約40度ほど回転します。
腰は360度回転可能です。
腰は前後にも動きます。
左右へは大きく傾けることができます。
太ももは90度上がり、膝は90度曲がります。
足首は少しですが上下に動きます。
左右にも少しですが動かすことができます。
脚は太もも上部で内外側に向けることができます。横へは右写真位にまで広がります。
かかと部分のパーツは前後に動きます。
足の前部は少しですが上側に動きます。後部はボールジョイント接続で上下左右に動かすことができます。
背部のブースターウイングは丸部分はボールジョイント接続で回転し、少しですが上下前後に動きます。四角部では上下に動かすことができます。
合わせ目箇所
両肩、胴体、頭部の一部に合わせ目があります。
後頭部、ブースターウイングの一部に合わせ目が出ます。
脚前面と腰・太ももの側面に合わせ目があります。
パッケージの完成見本では胴体、腰、太もも、脚前面はモールド扱いとなっているためこのままでもいいかと思います。
大きさ比較
アトールの設定全高は27.5m。RGガンダムより二回りほど大きいです。
ポージング
まとめ
少し合わせ目箇所が多いですが、色分けは良く素組みでも十分な完成度となっています。ほぼ2001年発売のキットのままですが、プロポーションも悪くありません。
気になったのは可動になります。両腕のケーブルはビニールチューブからリード線に変更され動きやすくなっていますが、横に上げても自然に下がってきたり少し干渉します。新規の股関節部分のパーツは動かしている外れてしまいます(横に広げる時や回転させる時に外れやすいです)。個人的にはE1(E2)1とE1(E2)4の接続は接着してしまった方が良いかと思います。
プロポーションは良いだけに、エルガイムと比べアップデート部分が少なく余り変化のない点は残念でした。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上HGアトール素組みレビューでした。