コトブキヤ S.R.G-S-004 PTX-003Cアルトアイゼン 3,520円(税込) 2004年12月発売
地球連邦軍北米ラングレー基地で進められていたATX計画の3番目にロールアウトした試作機。テスト機として保管されていたゲシュペンスト(タイプT)を母体にし、絶対的な火力を持って正面突破すを可能とする機体というコンセプトで改造が施されている。パイロットはキョウスケ・ナンブ。
コトブキヤから発売されていたスーパーロボット大戦OGシリーズの第4弾キット。コトブキヤからは2015年にも1/144スケールのアルトアイゼンが発売されていますが、こちらのキットはリニューアルされる前の初期型キットの旧パッケージバージョンになります。
正面から一周
初期のキットのため、塗装済みのパーツはありません。
ツインアイとその周り、両肩の緑、頭部側面アンテナ基部・両肩後部の白、コクピットハッチ上部の黒、弾倉・各部オレンジダクト内のグレー、膝下側面・両肩後ろのスラスターカバー内側・バーニア内のオレンジ、フロントアーマー上部・リアアーマー上部・3連マシンキャノン・ふくらはぎダクト部の赤、リボルビングステーク・各部丸モールドのシルバー、足の甲上部カバーのモールド内の塗り分けは塗装が必要です。
付属品
胸部一体型パーツ、スクエアクレイモアのハッチ基部パーツ(プラ製)、平手x2。
3連マシンキャノンのパーツが一つ余ります。
説明書。
可動範囲
上腕はボールジョイント接続のため、回転し、少しですが前後左右に動きます。肘は90度曲がり、横へは約30度程上がります。
スクエアクレイモアのハッチは開閉します。
両肩後部のスラスターカバーは上下に動きます。
リボルビングステークの弾倉は可動します。
頭部は上下に動きます。
左右へは真横近くにまで回転します。
腰は可動部のない固定式のため全く動きません。
太ももは90度近くにまで上がり、膝も90度近くにまで曲がります。
足首は上下に動きます。
左右にも動きますが大きくは動きません。
股関節はボールジョイント接続。脚は内外側に向けることができます。横へは約30度程広がります。
合わせ目箇所
上腕の前後、右腕の前後に合わせ目があります。
左腕の前側と後頭部、バックパックに合わせ目があります。
胴体上部、側面に合わせ目があります。
太もも、脛、ふくらはぎ、足の甲に合わせ目があります。
大きさ比較
S.R.G-Sアルトアイゼンは1/144スケールキット。RGガンダムより二回りほど大きいです。
ポージング
まとめ
コトブキヤ製のキットということで各パーツシャープに仕上がっており、プロポーションも良くカッコ良くまとまっています。正直いい点はこの2点くらいになります。
かなり初期のキットということもありますが、パーツのかみ合わせの悪い箇所が多々あり組み立てづらいです。明らかにパーツの凸部分と凹部分の大きさがあっていない箇所があり調整する必要がありました(頭部は一部パーツの凸部分をカットし接着しております)。それ以外にも外れやすく接着してしまったほうがいいなという箇所が多々あります。
次に可動範囲が狭くほとんど動きません。2015年に完全新規造形でリニューアルされたバージョンは良く動くのですが、こちらの旧バージョンはポーズ取らせるのにも苦労します。そして、合わせ目箇所が多く塗装の必要な個所が多いです。そのため、素組みのままだと少し厳しい印象です。
プロポーションは良くカッコいいので、可動にこだわらない人、合わせ目を消し塗装する人に良いんじゃないかと思いますが、素直に2015年発売のリニューアルバージョンかバンダイ製のHGアルトアイゼンを購入されるのが良いかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上S.R.G-Sアルトアイゼン素組みレビューでした。