MODEROID AV-2ヴァリアント 4,500円(税込) 2022年8月発売
機動警察パトレイバー2 the Movie に登場する特車二課の新型主力レイバー ヴァリアントがMODEROIDシリーズから発売されました。
胸と額の旭日章のゴールドと頭部カメラ、パトランプ、左肩センサー、コクピットのクリアーパーツはそれぞれ塗装済みパーツとなっています。
外装のホワイトパーツはこれまでのシリーズ同様にライトグレーの成形色となっています。
正面から一周
前後のナンバープレート、背面の警視庁文字、シールドと肩の小隊ナンバーと1~3号機ナンバーは付属シールでの再現になります。
シールド側面と各モールド内の黒、胸旭日章下のグレー、腰前後のウインカーは塗装が必要です。
付属品
ライアットガン、リボルバーカノン、スタンスティック、交換用手首x6。
未塗装のクリーアパーツ。
水転写式デカール1枚。
組立て説明書。
一部パーツが余ります。
赤四角内は肩アーマー内に使用するパーツの予備となります。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転し、肘は90度曲がります。横へは水平以上にまで上がります。また、肩関節は前方に引き出すことができます。
頭部は上下に動きます。
左右へは真横にまで向けることができます。
腰は約45度回転します。
前後にも動きます。
太ももは真上近くにまで上がり、膝は90度以上曲がります。
膝裏のパーツは中に潜り込む形になっています。
足首は上下に動きます。また、つま先は折り畳むこともできます(左)。
左右にも動きます。
股関節は下方向にスライドし可動範囲を広げることが出来ます。
脚は太もも上部で内外側に向けることができます。
横へは通常だと余り広がりませんが(右脚)、下方向にスライドさせると約45度広がります(左脚)。
シールド裏に収納されているスタンスティックは取り外すことが出来ます。
ライアットガンのストックは折り畳むことが出来ます。
合わせ目箇所
腰の前面と胴体の側面の一部、ふくらはぎに合わせ目があります。
ライアットガン、パトライト裏側に合わせ目があります。
大きさ比較
MODEROIDヴァリアントは1/60スケール。RGガンダムとほぼ同じ大きさです。
MODEROIDイングラム1号機と並べて。
ポージング
まとめ
これまでに発売されたパトレイバーシリーズのキット同様に合いの悪いパーツがあるのと、関節の硬さの割に強度に不安のあるパーツがあります。
両肩側面のパーツはパッケージ写真の様にピタッとハマらず隙間ができてしまいます。肩アーマー内のジョイントパーツは予備があったので良かったのですが、1つは硬くてねじ切れる寸前になり使用不可となってしまいました。胴体側の腰関節は少し動かしただけで付け根が白化してしまっています。無理せずクリアランスの調整をしながら組み立てることをお勧めします。
キット化されただけでも嬉しいのですが、もう少し組み立てやすければと思いました(同シリーズの天のゼオライマーが組み立てやすかっただけに余計に感じました)。
難点ばかり挙げましたが、プロポーションは良くカッコいいですし良く動きます。一部色が足りませんが、塗装済みパーツもあり素組みでも十分な出来となっています。劇中では立っていただけで活躍も何もなかったので、動くヴァリアントが手に入るのは素直に嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上MODEROIDヴァリアント素組みレビューでした。