グッドスマイルカンパニー MODEROID AV-98 イングラム 3,800円(税込) 2021年1月発売
グッドスマイルカンパニーから発売されているプラモシリーズMODEROID。パトレイバーシリーズの第1弾として主役機AV-98イングラムが発売されました。一部パーツ接着推奨となっているスナップフィットキットとなっています。
一部パーツの交換で1号機、2号機が再現できる選択式キット。劇場版、TV版、REBOOT版それぞれのデカールが付属し、好きなバージョンを選んで組み立てることができます。キットの成形色は白ではなくライトグレーとなっています。
正面から一周
頭部カメラのクリアーグリーンと両肩パトライトのクリアーレッド、胸部の旭日章は塗装済みのパーツとなっています。
パトライト横の黒とオレンジ、胸部・腰のウインカー、ナンバープレート、警視庁文字、左肩機体番号は付属シールでの再現になります。
頭部アンテナの先端、シールドサイドの黒、腰回りの黒ライン、股間部のウインチは塗装が必要です。
付属品
ライアットガン、予備アンテナ、スタンスティック、リボルバーカノン、伸縮アーム、ふくらはぎ上部パーツ、交換用手首x6、2号機用両肩アーマー、2号機頭部。
塗装されていないパトライトと頭部カメラのクリアーパーツが付属します。
水転写式デカール1枚。
組立て説明書。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転し、肘は90度曲がります。横へは水平にまで上がります。
肩関節は前方に大きく引き出すことができます。
頭部は上下に動きます。
左右へは真横にまで向けることができます。
腰は360度回転します。
腰は前後に大きく動きます。
腰は左右へ傾けることもできます。
太ももは90度以上上がります。
膝は通常パーツだと約90度曲がりますが、可動用の小型パーツに交換すると90度以上曲がるようになります。
左側が可動用の小型脚部パーツ、右側が通常の脚部パーツのなります。
足首は上下に動きます。
足首は左右にも動きます。
脚は太もも上部のロール軸で外内側に向けることができます。横へは右写真位にまで広がります。
右足側面のリボルバーカノンの収納部は開閉し取り出すことが可能です。アームの伸縮は差し替えで再現できます。
ライアットガンのストックは可動します。
イングラム2号機
1号機との違いは頭部と両肩アーマーになります。
頭部アンテナの先端、両頬のダクトは塗装が必要です。また、TV版を再現するには額の部分を黒で塗装する必要があります。
合わせ目箇所
1号機の両肩アーマーの一部、2号機の頭部の一部に合わせ目があります。
ライアットガンに合わせ目があります。
大きさ比較
MODEROIDイングラムは1/60スケール。RGガンダムと同じ大きさです。
ROBOT魂イングラム1号機と並べて。ROBOT魂版とほぼ同じ大きさです。この大きさならROBOT魂のサターンやブロッケンといった他レイバーと並べることもできそうです。
ポージング
まとめ
MODEROIDシリーズは今回初めて組み立てました。個人的に、少し組み立てに注意したほうがいい箇所がいくつかあります。ポリパーツ無しの構成となっており、可動部の組立て時にきつい箇所があります。肩アーマーのジョイント、腰可動部、右脚の膝はパーツが細く力任せに押し込むと破損の可能性がありそうなので慎重に組み立てた方がいいかと思います。
パーツ数はそれほど多くありませんが色分け、可動範囲ともに良くできいます。合わせ目箇所も殆どありません。シールド側面の黒は目立つので塗装したほうがいいかと思いますが、それ外の箇所は素組みでも十分かと思います。後、個人的には水転写式デカールが付属するのは嬉しいです。
気になった点は成形色の色でしょうか。外装の白はライトグレーで再現されています。警察用レイバーということでパトカーと同じで白と黒のカラーという印象があるので以外でした。単体だと余り違和感はないのですが、他機体と並べるとグレー寄りの成形色が少し気になります。
トータルで見ると良くできています。これからの展開にも期待したいです。
1/60スケールと手ごろな大きさで集めやすく、パトレイバー好きな方にはお勧めです。
MGイングラム1号機、ACKSイングラム1号機のレビューはこちらになります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上MODEROID AV-98イングラム素組みレビューでした。