MG イングラム1号機 3,300円(税込) 2001年7月発売
機動警察パトレイバーに登場するレイバー。篠原重工のAV計画により開発された試作機。動力に新開発されたSCBと呼ばれる常温超電導バッテリー、駆動系にSCLMと言う超伝導リニアモーターが組み込まれており、従来のレイバーとは比較にならない性能を獲得している。パイロットは泉野明。
キットは1/35スケール。各関節のカバーは軟質素材が使用されています。
写真は素組みではなく頭部カメラ・センサーをクリアーグリーン・ブルーで、両肩サブカメラ・腰のライトをクリーアーオレンジ、外装白はタミヤカラースプレーピュアホワイト、外装黒はタミヤカラースプレーセミグロスブラック、シールド・アンテナ先端のグレーはガンダムマーカーグレーで塗装しています。
正面から一周
頭部アンテナの先端、両肩サブカメラ、胴体下部・腰コーナリングランプは付属シールでの塗り分けになります。
頭部カメラ・センサーは透明のクリアーパーツなので塗装が必要です。また、シールドの丸モールド周り・スタンスティックは白一色の為塗装が必要です。
付属品
1/35スケール泉野明・篠原遊馬フギュア、交換用手首x4、フェイスガード、スタンスティック、リボルバーカノン、ウォーニングライトx2。
マーキングシール、ホイルシール、ドライデカール各1枚。
可動範囲
腕は肘上部で回転し90度曲ります。横へは水平近くにまで上がります。
肘は1か所ではなく赤丸の2ヶ所で回転します(右写真)。
頭部は上下に可動します。
横へは真横まで向ける事が出来ますが、ゴム製のカバーの弾力に負け段々と戻ってきます(上側に向けた時も同様です)。
腰は360度回転可能ですが、大きく回すと腰のゴム製カバーがはみ出してきます。
腰は左右にも動きます。
また、腰は前後にも動きます。腰回りの可動範囲は大きいです。
太ももは約45度上がり、膝は90度以上曲がります。
足首は上下に可動します。
また、少しですが左右にも動きます。
股関節はボールジョイント接続。内外側には左写真位にまで向ける事が出来ます。横へは右写真位にまで広がります。
胴体上部のリトラクタブルパトランプは差し替えで展開状態にすることが出来ます。
コクピットハッチは展開する事が出来ます。コクピット内部も再現されています(写真ではパイロットは乗せていません)。
背面のパーツは取り外し可能で内部メカが再現されています。
右脚側面にはリボルバーカノンの収納が再現されています。カバーを開くと連動してリボルバーカノンが迫り出してきます。
右腕はリボルバーカノン取り出し時の伸縮機能が搭載されています。写真ではマスキングが甘く白くなっていますが、成型色はグレーで塗装の必要はありません。
マスク部分を差し替えることでフェイスガード展開時を再現できます。
合わせ目箇所
両肩アーマー、頭部アンテナに合わせ目があります。
大きさ比較
イングラム1号機は1/35スケール。MGシャア専用ザクVer2.0.より一回り大きいです。
ポージング
まとめ
合わせ目箇所は殆どなく、コクピットハッチの開閉やリボルバーカノンの収納等ギミックも多く良く出来ているのですが、気になる点もあります。
まず、使用されているクリアーパーツは、両肩パトライトのカバー以外全て無色透明の物なので塗装必須となっています。特に頭部はそのままだと見栄えが悪いです。
次に、可動範囲は広いのですが、一部関節はゴム製カバーの弾力に負け曲げても段々と戻ってきてしまいます(これは、経年劣化で少し硬くなっている影響もあるかと思います)。
トータルとしての出来は良く出来ていて悪くはないのですが、一部塗装が必須のキットなっています。塗装自体は難しくはないので、それさえクリアできればカッコ良いイングラムが出来上がります。
組み立ても難しい所も殆どなく(一部ビス止め箇所ありますが)パトレイバー好きな方にはお勧めです。
MODEROIDイングラム1号機とACKSイングラム1号機のレビューはこちらになります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上MGイングラム1号機レビューでした。