MG MS-14A量産型ゲルググ 3,300円(税込) 1997年9月発売
機動戦士ガンダムに登場するMS。ザクⅡの後継機、新たな標準機として開発された機体。ジオン公国軍として初めてビーム兵器を標準装備したMSで、一年戦争時に量産されたMSの中では屈指の完成度を持つ機体。
MGシャア専用ゲルググのバリエーションキットとして発売されました。
通常の量産型ゲルググのフォルムではなくリアスカートはゲルググマリーネを思わせる形の物になっており、武器もゲルググJのビームマシンガンになっています(リアスカートは通常の物も付属しており取り換えが可能になっています)。
正面から一周
モノアイは付属シールによる塗り分け。それ以外の箇所は成型色で色分再現されています。塗装必要な箇所は各部バーニアやスラスター位です。
付属品
ビームマシンガン、B型バックパック、交換用手首x4、ビームナギナタ、シールド。
マーキングシール、ドライデカール各1枚。
余剰パーツとして通常のリアスカート、ゲルググキャノンの頭部パーツがあります。リアスカートは取り付ける事が可能です。
可動範囲
肘は90度曲り、横へは水平にまで上がります。
他のキットと違い上腕にロール軸が無く腕は回転しませんが、肘関節で前腕が回転します。
肩関節の蛇腹は軟質素材が使用されています。
頭部は上下に可動。左右へは少し窮屈ですが真横にまで向ける事が出来ます。
腰関節の回転はありませんが、左右には少しだけ動きます。
腰は前には動きませんが、後ろ側へは動かすことは出来ます。
フロントアーマーが動かない為太ももは殆ど上がりません。膝は90度曲ります。
股関節はボールジョイント接続。内外側には左写真位にまで動きます。横へは右写真位にまで広がります。
肘と同じように膝関節にロール軸があり膝下を内外側に向ける事が出来ます。
足首は上下に可動します。
大きくは動きませんが、左右にも動きます。
コクピットハッチは開閉可能です。個体差化もしれませんが、上部の装甲でハッチを抑えておかないと勝手に開いてしまいます。
背部にはビームナギナタ、シールドを取り付ける事が出来ます。
背面のカバーを外すことでB型バックパックを取り付ける事が出来ます。
合わせ目箇所
頭部と胴体、ビームマシンガンに合わせ目があります。
B型バックパックに合わせ目が出ます。
大きさ比較
ゲルググの設定全高は19.2m。MGシャア専用ザクⅡVer2.0.と比べると一回り大きいです。
ポージング
まとめ
1997年発売のMG最初期のキットになりますが、合わせ目が殆ど出ない構造になっており、色分も塗装が必要な箇所無いほど良く再現されています。プロポーションも良くカッコ良いです。
付属品はB型のバックパックが付属するのに、通常のビームライフルが不足しない等少しちぐはぐな印象です。
難点は可動範囲の狭さでしょうか。特に腰や股関節周りは殆ど動きません。後、個体差か経年劣化の影響か一部関節の強度が弱くポーズを取らせるのにも苦労しました。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上MG量産型ゲルググ素組みレビューでした。