HGUC-076 MS-14Aゲルググ/MS-14Cゲルググキャノン 1,760円(税込) 2007年3月発売
機動戦士ガンダムに登場するMS。ジオン公国において初めてビーム兵器を標準装備したMSで、1年戦争時に量産されたMSの中では屈指の完成度を持つ機体。ガンダムを凌ぐ性能を持つと言われながらもパイロットの養成、生産、配備が間に合わず大きな戦果を挙げる事は出来なかった。
キットはゲルググとゲルググキャノンどちらか選んで組み立てることが出来る選択式になっています。
量産型ゲルググ
成型色は量産機カラーのグレーとグリーンで構成されています。
量産型ゲルググ 正面から一周
モノアイは付属シールでの塗り分け。それ以外の箇所は成型色で色分が再現されており塗装が必要な箇所はバーニア内とシールド裏位になります。
ゲルググキャノン
量産型ゲルググから頭部、前腕パーツ、バックパックの交換でゲルググキャノンになります。
ゲルググキャノン 正面から一周
モノアイ、頭部センサーは付属シールでの塗り分けになります。色分けは成型色で再現されています。量産型カラーなのでキマイラ隊等バリエーション再現するには塗装が必要です。
付属品
ゲルググキャノン用のパーツ一式、手首x2、ビームライフル、ビームナギナタ、シールド、各指揮官用頭部。
可動範囲
肘は上腕のロール軸で回転し、90度曲ります。横へは水平にまで上がります。
また、肩関節は少しですが前方に引き出すことが出来ます。
頭部は少しですが上下に動きます。横へは約45度回転します。
腰は360度回転可能です。
フロントアーマーに干渉する為太ももは殆ど上がりませんが、アーマーを外側に引き出せば90度上がるようになります。膝は90度以上曲がります。
股関節はボールジョイント接続。内外側には左写真位にまで動きます。横へは右写真位にまで広がります。
足首は上下に可動します。
足首は左右へも少しですが動きます。
股関節の軸は左右に可動します。
ビームキャノンは上下に可動します。
バックパックのスラスターは上下に可動し、リアスカートのビームナギナタは取り外すことが出来ます。
ゲルググ・ゲルググキャノン共に指揮官用頭部に交換する事が出来ます。
ゲルググの背面にはビームナギナタ、シールドをそれぞれ取り付け可能です。
シールドは前腕に取り付ける事も可能です。
合わせ目箇所
脚の裏側と側面に合わせ目があります。
前腕の裏側、肩アーマー、肩アーマー内の上腕に合わせ目が出ます。
胴体の上面とビームライフルに合わせ目があります。
バックパックとビームキャノンに合わせ目があります。
大きさ比較
ゲルググの設定全高は19.2m。RGガンダムより一回り大きいです。
ゲルググキャノンの設定全高は19.3m。キャノンがある分ゲルググよりさらに大きく見えます。
ポージング
まとめ
今回組み立てたキットは初期に発売されたABS素材が使用された物になるのですが、経年劣化の影響もありパーツが固くなり腰上部の関節がもげてしまいました。
その為、真鍮線で補強し接続しています。
現在再販されているものは素材がABSからKPSに変更されています。購入される場合は上箱側面の製品素材の欄にABSが無いのを確認してKPS版を選ばれるのが良いかと思います。
キット自体の出来は可動範囲が余り広くない点を除けば良いと思います。プロポーションも良く色分けも良好です。シャア専用ゲルググの定価から100円違いでキャノン用パーツ一式が付属するので、どうしてもシャア専用が欲しいと言う人以外はこちらを購入されることをお勧めします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上HGUCゲルググ/ゲルググキャノン素組みレビューでした。