HG 1/24 霊子戦闘機・無限(神山誠十郎機) 3,800円(税別) 2020年6月発売
新サクラ大戦に登場する機体。霊子戦闘機は旧来の霊子甲冑を踏まえ、世界華撃団連盟によって基本設計された、新フレームワークの霊力兵器。霊子甲冑に比べ、小型化しつつも高出力を実現している。無限は神崎重工初の量産型霊子戦闘機。神山機は無限の初号機で白銀に塗装されている。
神山機の機体色はホワイトとゴールドで二本の刀が装備されています。
白の成型色はただの白色ではなく、パールホワイトで再現されています。カメラアイは固定式で左右への可動はありません。
正面から一周
各所にあるゴールドラインも多くの箇所は成型色で色分されています。
カメラアイはジュエルシール(写真では取り付けていません)。胴体後部のエンジン部・チンガード・前腕・手の甲・脚側面のゴールドライン、両肩・頭部・エンジン上部のホワイト、フロントアーマー・膝アーマー・肘アーマー・前腕・肩の鍔のグレー、両肩・エンジン上部の赤ラインは付属シールでの塗り分けになります。
付属シールを使えばほぼ色分再現できますが、足側面のゴールド、刀は塗装が必要です。
付属品
刀x2、スタンドパーツ。刀は鞘から取り出すことが出来ます。
水転写式デカール、ホイルシール各1枚。
ジュエルシール1枚。
可動範囲
腕は上腕のロール軸で回転します。横へは水平近くにまで上がります。
肘はそのままだと殆ど曲がりませんが、引き出すことで90度曲げる事が出来ます。
手首は少しですが前後に可動し、360度回転させる事が出来ます。
腰は少しですが左右へ回転させることが出来ます。前後左右へ傾ける事は出来ません。
フロントアーマーは上側に可動します。
コクピットハッチは開閉可能です。内部には神山が搭乗しています。神山フィギュアは上半身のみ再現されており、単色成形のため塗装が必要です。フィギュアの目は水転写式デカールが付属します。
太ももは90度上がります。
膝関節は肘関節と同様に引き出し式になっています。そのままだと殆ど曲がりませんが、引き出すことで90度曲ります。
足首は大きくは動きませんが、上下に動きます。
足首は少しですが左右にも動きます。
脚はひざ上部で内外側に向ける事が出来ます。横へは右写真位にまで広がります。
サイドアーマーの刀を取り外した後の穴は、カバーパーツで塞ぐことが出来ます。
刀は1本指を外し、赤丸箇所を接続する事で手に持たせることが出来ます。
合わせ目箇所
前腕の前後に合わせ目があります。
肩アーマー、太ももの側面に合わせ目があります。
脚側面、踵に合わせ目が出ます。
エンジン下部、刀の鞘に合わせ目が出ます。
大きさ比較
無限は1/24スケールで設定全高は3.35m。RGガンダムより一回り以上大きいです。
HG光武改と並べて。光武改は1/20スケールですが、1/24スケールと小スケールの無限の方が一回り大きいです。
ポージング
まとめ
パッケージが大きく、思っていた以上にボリュームのあるキットになっています。
全身にあるゴールドの意匠は、シールか塗装による色分け箇所が多いと予想していたのですが多くの箇所がパーツ分けで再現されています。良い意味で予想が裏切られました。
余り動きなさそうなデザインですが、足首の接地性が悪い以外は、引き出し式関節により良く動きます。
合わせ目も出る箇所が多々ありますが、成型色がパールホワイトのため余り目立たなくそれ程気になりません。
先に発売された光武改とスケールを統一して欲しかったと思っていたのですが、作ってみて大きさを比べて見ると仕方がないかと思いました(1/20スケールだとかなり大きくなってしまいます)。
良く出来ていて完成度の高いキットになっています。サクラ大戦好きな方、この機体のデザイン好きな方にはお勧めです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上HG霊子戦闘機・無限(神山誠十郎機)素組みレビューでした。